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2006年6月11日 vol.6

メルマガの締め切りに追われる身でありながら、ブログまで始めてしまいました。頑張って更新しますので、暖かく見守ってください(笑)
         

このメールは、ペイントハウスジャンクで施工されたお客様、お問い合わせのあったお客様にお送りいたしております。
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前号でご紹介させていただいたソアラのM君、納車時に”ソアラのヘッドランプは黄ばんで暗くなるし、せっかくきれいになったのに、カッコ悪い・・・” 私 ”レンズクリーニング始めましたよ” ”なんで早く言ってくれないんですか〜”と言うことで後日来店の約束をしていたのですが、先日来て頂きました。

まずはその効果から



3000番の特殊ペーパーから始まって、専用コンパウンド、表面の保護剤と作業を進めていくとご覧のとおり。

これぐらいの年式のトヨタ車は多いですよね。レンズのくもりでお困りの方はお気軽にご相談ください。ちなみにお値段はヘッドランプ左右で4800円です。テールレンズなども可能です。赤がくすんでしまったようなものにも、効果絶大ですよ。

それでは今月もメルマガ、お楽しみください。

■■■今月のコンテンツ■■■   (クリックすると各コンテンツに飛びます)

【1】今月の1台 NSX全塗装

【2】Bike junkies
 ロケット〜3

Material of Painting 塗装の仕上は磨きです(その2)

【4】メルマガ購読特典
 今月もやりますメルマガ特典

【5】ご意見ご質問募集について


【1】今月の1台

今月はNSXの話題で

まずは入庫時の状態、さすがに日本の誇るスーパーカーもさすがに10年を超えてくると補修あとがあったりで、オーナーさんの思入れがある分ギャップが出てきてしまいますね。

そのギャップ、ジャンクが埋めましょう(笑)

しかしフェラーリなんかの塗装は同じ条件で保管された場合どうなんでしょうね

今回のメニューある程度こちらにお任せ状態で、ご予算が50万円ぐらいとの事でした。実は全塗装でのNSXの入庫は初めてで、結構問い合わせも多い車種なのである程度の分解代は頂いていますが、後学のために外装部品は全て分解することにしました。

我々はディーラーとは違い、扱う車種の修理書を全てそろえるわけには行きません。なので経験が財産となりますので初めての車で、なおかつ当社のターゲットとなるような車はとにかく手がけたいと思っています。そういうデータの蓄積が整合性のある見積りにもつながり、お客様の安心感となると考えています。


まずは分解の様子

こういう内張りのクリップは位置や向きが分からないと苦労します ここまでばらせば文句なし 後ろはレンズを外して、後はバンパーですね

バブル全盛のころの車は手のかかるものが多いようですが、NSXは手間はかかりましたが意外と素直に分解することができました。
分解が済めば、あとはいつもどおり下地処理をして塗装に進みます。車高の低い車は写真のようにタイヤを外さないといけません。心配していたサイドのダクトも意外とすんなりでした。

やっぱり塗りたての黒は最高です。
オーナーのIさんお手入れ大変ですが、きれいに維持して行ってくださいね。



【2】Bike junkies     

今月のバイクはトライアンフのロケット3!実ははじめて聞きましたこの名前。トライアンフといえばイギリスのトラディショナルなバーチカルツインのイメージしかなかったのでちょっとびっくり。その仕様を聞いてさらにびっくり。直列縦置き三気筒、2300cc!200N/mが2500回転!!加速Gが何と1.2G!!!こりゃまたすんげぇバイクを作ったものです。
入ってきたときの状態がこれ、オーナーのF氏はロッケンローラーなのか、あちらこちらにLEDZEPPELINとか、JEFBECKなんて文字が入っています。年が同じということもあって、実はその話題で盛り上がってしまいました(汗)

で今回のオーダーは、派手にしてくれ!(汗)
いつものように気に入ったバイクの写真等を集めて見せていただきました。その中にオレンジにトライバルのきれいなタンクがあり、それが気に入っているとの事。
で今回も、デザイン担当はmadsystemsのマッド本多氏。このためにトライバルのデザインを研究したとの事で、デザインについてはこの時点では、左右非対称のタンクに左側のインテークの三本のパイプから流れ込んだものが左のエキゾーストへ発散させるというアイデアだけ決まっていました。

まずはベースを塗ります。これはキャンディーカラーなので、オレンジ色のベースを塗って、黄色のキャンディーカラーを2コートして、クリヤを塗り、まずは乾燥。写真は次の工程のために足付けをしてしまったので、さえない感じですが、きれーなオレンジに仕上がっています。

ここで、トライバルというか、デザインのカッティングを入れるのですが、ここでいつも快調なマッド氏がつまづいています。大体のイメージはできているのに、どうしてもそれが紙の上で再現できない。どうも煮詰まってしまって、一応一案二案ぐらいは上がったものの、本人どうも納得していない様子。私の目から見ても、なんかいつものように”切れてないっすぅ” 時間も迫って、週末にF氏は欲しいといっていたので、なんとか形にしようとあせりました。

悪くないデザインはできたので、もう本当に進めるところまで行ったのですが、やはりそれは妥協ということに気づいて、やめました。時間は大事な品質だ、と日ごろから従業員にも言っているのですが、単純な作業なら徹夜してでもどうにかなるのですが、デザインはそうは行きませんね。この状態で考えていても煮詰まった状態から脱することは無理と判断、F氏にも本当に済みませんがもう少し時間をくださいとお願いしました。

で、本来なら土曜日に収める予定だった翌日の日曜日、朝からF氏からもう時間はいいのでカッコイイの作ってください、とわざわざ電話をいただきました。これはうれしかったです。

しかし、この日も煮詰まった状態はあまり変わらず、本当に出口が見えなくなったような状態でマッド氏共々落ち気味でした。

ところが翌日、マッド氏がジャンクにやって来ると、開口一番
”川瀬さん、今日はトライバルの神が降臨しました”と昨日とは打って変わってイキイキしているじゃないですか。

こうなったらあとは早いです。私の助言も少しづつ取り入れながらデザインはあっという間に完成。データをマシーンに流し込んで即カット。ここでマッド氏のうまいところは起こしたデザインにこだわらず現物合わせ用に、デザインパーツを余分に切っておくんですね。それを現物見ながら足したり引いたり。


カッティングの張り込みが終わったら、さらにキャンディーを二回かけてもう一度クリヤコート。シルバーのカッティングがゴールドに変わっているのが分かっていただけますか?今回はこれにブラシでアクセントをつけることになっているので、ここでいったん乾燥。そして足付けを行ってブラシ作業を待ちます。
通常は塗装にかかわる作業は、ジャンクが受け持つのですが、今回はマッド氏がイメージをきっちり再現したいとの事でマッド氏自らのブラシワークとなりました。

う〜ん、なんともいえない艶感、これはキャンディーもクリヤーと考えれば、クリヤだけで5層も塗っているためでしょうか、ほんとにガラスのような艶が出ました。もちろん磨き無しでの納品です!

なんか作業している写真はマッドさんばかりで、川瀬お前は何してんだ、って突っ込まれそうですが、写真を撮るのは私なので私の写真が少ないということで・・・

納期が遅れてしまったお詫びに納品に行きました(パーツで預かっていたので)納品時もカッコイイといっていただきマッド氏共々ホッとしていたのですが、すぐ次の日曜日に組み上げて見せに来てくれました。
このデザインの流れが分かっていただけますか?

この艶感、分かっていただけますか?


マッド氏曰く、これはトライバルでは無いそうです。これをみて私は”和”を感じるのですが、しかもなんか花札を思い出してしまいました。しかしこのトルネードデザイン、ほかでは見たことないでしょ。

やるねえマッドちゃん
今回はマッド氏が言っていましたが、”産みの苦しみ”を味わった一台でした。しかし出来上がったものは納得の仕上がり、しかしプロである以上、自己満足ではいけません。いかにお客様が喜んでいただけるかが大事ですよね。その点でもF氏もすごく喜んでくれて産みの苦しみも、喉もと過ぎれば・・・に変わってしまいました。

苦しんだ分、喜びもひとしおの一台でした。



Material of Painting 磨きの話その2

先日,全塗装を磨き無しで仕上た車をみて、この状態でさらに数万円のエクストラコストを払って磨いて欲しいか?と聞いたときに多くの人が、このままで十分という回答でした。そのときは
淡い色だった
ブツが少なかった
肌も割りと良かった

という条件があったので、割合は多少評価の良いほうへ振っていると思いますが、お客様の中には悪いところを指摘しても、えっ?どこ?といわれることもあるぐらいです。磨きをやるか迷っている方の判断の参考にしてください。そんなことも頭に入れていおいていただきながら、今月も磨きのお話です。

先回は磨きの必要性について述べましたが、今月は具体的にどんな作業をするのかをお伝えしようと思います。

磨きというのは言葉を変えれば削るということになります。肌の調整にしろ、ぶつ落としにしろ、基本は凹凸を削って滑らかにするということにほかなりません。

コンパウンドと言うのも皆さんご存知のように研磨粒子が入っていて、それで表面を削っていくわけです。研磨をする道具、材料から見て行きましょう


これがジャンクで使う磨きの道具たちです。
日々新しい材料等が発売されてくるので、整理が大変。常に新しいものを試して少しでも効率アップをさせたいですからね。ただの新しい物好きとも言われていますが・・・
左が通常のポリッシャー、これは単純にくるくる回るだけです。右は最近流行のギヤアクション、濃色車などでバフ目が出にくいとされています。その分研削力は落ちます
いま主に使うコンパウンドたちです。コンパウンドの中でも研削力の高いものから艶出し効果の高いものまでいろいろあります。
皆さんの使うものはワックスでもそうですが、大体シリコンが含まれていて塗膜自体にはまだ艶が出ていないのにシリコンで艶を出してしまいます。我々がそういった類のものを使うと、あとで述べますがペーパーで削ったペーパー目が消えたと思って次工程に行ってしまい、あとからペーパー目が浮き出てくると言うことになってしまいます。なので艶出し成分の多いものは最後の最後にしかあまり使いません。
磨きの基本は粗いものから細かいものへとなります。一番荒いと言いますか研削力のあるものが下左の写真。片方はカッターの刃ですがもうひとつの丸いのはトリマーと言ってこれらでまず物の頭を削り取ります。
トリマーで落としたブツの頭や、肌調整でもひどいものになるとペーパーを使います、大体1000番から2000番です。ペーパーの変わりに砥石を使うこともあります。

次に肌調整でも軽く行う場合や、ペーパーの目を消す場合に使うのが特殊なペーパーでほとんどペーパー目みたいなものは入りません。場合によっては写真中央のバフと細めのコンパウンドを組み合わせて使う場合もあります。


バフとコンパウンドの組み合わせはなかなか奥が深く、新製品も次々に出るのでなかなか答えが出ません。最近のヒット商品は上の左側の写真の中の前列左から二番目のマグアイアーズ。

下左のバフと組み合わせて使いますが粒度はそこそこ粗いが磨いているうちに細かく砕けてこれひとつで粗めから仕上げまでいけます。と言ううたい文句です。今までもそんな製品が良く出てきましたが今回はなかなか良い感じなのでしばらくはこれを中心に使っていこうと思っています。

ちなみにマグアイアーズは洗車用品等もユーザー向けから業者向けまで幅広くラインナップされています。もうすぐそれらの中でも使えるものを選りすぐってマグアイアーズに限らずメンテナンス用のケミカルを皆さんにお分けするためにネットショップを始めます。今までよく洗車についてのご相談を受けていたのですが、やはり全塗装をしたら車はきれいにしておきたいですよね。


今回はあまり掘り下げた話になりませんでしたが、前回と合わせて磨きと言う工程について理解していただけたでしょうか。

磨きと言うのは濃い色になればなるほど神経を使います。黒の全磨きとなれば、かなりうまく塗れたとしても現状では丸一日以上かかってしまいます。現状はとにかくきれいに塗ることと、磨きの方法を研究して時間短縮をして、価格に反映させたいと考えています。究極は磨き無しの状態でほとんどの人に満足していただけるような塗りを目指しておりますが、まだまだ道のりは遠いですね。



【4】メルマガ購読特典
購読特典の洗車タオル、貰っていただいた方は使い心地等はいかがでしたか?また感想等を是非お寄せくださいね。またメルマガ購読しているのにおっしゃらない奥ゆかしい方もみえますが遠慮なくお申し付けください。では今月の購読特典です。

その1.
メルマガを見たと言って頂けば施工料金を5%off遠慮なくお申し付けください。ただしカードの場合は適用されませんので悪しからずご了承ください。

その2.
大好評、プロの道具をおすそ分け。先月に引き続きご来店の上メルマガを見たとおっしゃってい頂けば見積もり等をしなくても洗車用のスポンジクロスを一枚差し上げます!!


【5】ご意見ご質問募集について

塗装に関するご意見・ご質問等をお待ちしております。
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◆管理者 深谷 里恵子
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【編集後記】                                                                   

うちの事務員が全塗装をしたいとうるさいので先日塗りました。超特急仕上の仕様です。いろがなかなか決まらずに毎日あれの色がいい、これの色がいいと悩んでいました。
それをみているとお客様もこうやって悩んでいるのだなと思いもっと色のサンプルや施工例を充実して選びやすく、後悔しない様にしなければという思いを新たにしました。
で悩んで決めた色がこれなんですが、本人いたくご満悦なのでよかったのでしょう・・・



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