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 ■磨きの話(その2)

先日,全塗装を磨き無しで仕上た車をみて、この状態でさらに数万円のエクストラコストを払って磨いて欲しいか?と聞いたときに多くの人が、このままで十分という回答でした。そのときは
淡い色だった
ブツが少なかった
肌も割りと良かった

という条件があったので、割合は多少評価の良いほうへ振っていると思いますが、お客様の中には悪いところを指摘しても、えっ?どこ?といわれることもあるぐらいです。磨きをやるか迷っている方の判断の参考にしてください。そんなことも頭に入れていおいていただきながら、今月も磨きのお話です。

先回は磨きの必要性について述べましたが、今月は具体的にどんな作業をするのかをお伝えしようと思います。

磨きというのは言葉を変えれば削るということになります。肌の調整にしろ、ぶつ落としにしろ、基本は凹凸を削って滑らかにするということにほかなりません。

コンパウンドと言うのも皆さんご存知のように研磨粒子が入っていて、それで表面を削っていくわけです。研磨をする道具、材料から見て行きましょう


これがジャンクで使う磨きの道具たちです。
日々新しい材料等が発売されてくるので、整理が大変。常に新しいものを試して少しでも効率アップをさせたいですからね。ただの新しい物好きとも言われていますが・・・
左が通常のポリッシャー、これは単純にくるくる回るだけです。右は最近流行のギヤアクション、濃色車などでバフ目が出にくいとされています。その分研削力は落ちます
いま主に使うコンパウンドたちです。コンパウンドの中でも研削力の高いものから艶出し効果の高いものまでいろいろあります。
皆さんの使うものはワックスでもそうですが、大体シリコンが含まれていて塗膜自体にはまだ艶が出ていないのにシリコンで艶を出してしまいます。我々がそういった類のものを使うと、あとで述べますがペーパーで削ったペーパー目が消えたと思って次工程に行ってしまい、あとからペーパー目が浮き出てくると言うことになってしまいます。なので艶出し成分の多いものは最後の最後にしかあまり使いません。
磨きの基本は粗いものから細かいものへとなります。一番荒いと言いますか研削力のあるものが下左の写真。片方はカッターの刃ですがもうひとつの丸いのはトリマーと言ってこれらでまず物の頭を削り取ります。
トリマーで落としたブツの頭や、肌調整でもひどいものになるとペーパーを使います、大体1000番から2000番です。ペーパーの変わりに砥石を使うこともあります。

次に肌調整でも軽く行う場合や、ペーパーの目を消す場合に使うのが特殊なペーパーでほとんどペーパー目みたいなものは入りません。場合によっては写真中央のバフと細めのコンパウンドを組み合わせて使う場合もあります。


バフとコンパウンドの組み合わせはなかなか奥が深く、新製品も次々に出るのでなかなか答えが出ません。最近のヒット商品は上の左側の写真の中の前列左から二番目のマグアイアーズ。

下左のバフと組み合わせて使いますが粒度はそこそこ粗いが磨いているうちに細かく砕けてこれひとつで粗めから仕上げまでいけます。と言ううたい文句です。今までもそんな製品が良く出てきましたが今回はなかなか良い感じなのでしばらくはこれを中心に使っていこうと思っています。

ちなみにマグアイアーズは洗車用品等もユーザー向けから業者向けまで幅広くラインナップされています。もうすぐそれらの中でも使えるものを選りすぐってマグアイアーズに限らずメンテナンス用のケミカルを皆さんにお分けするためにネットショップを始めます。今までよく洗車についてのご相談を受けていたのですが、やはり全塗装をしたら車はきれいにしておきたいですよね。


今回はあまり掘り下げた話になりませんでしたが、前回と合わせて磨きと言う工程について理解していただけたでしょうか。

磨きと言うのは濃い色になればなるほど神経を使います。黒の全磨きとなれば、かなりうまく塗れたとしても現状では丸一日以上かかってしまいます。現状はとにかくきれいに塗ることと、磨きの方法を研究して時間短縮をして、価格に反映させたいと考えています。究極は磨き無しの状態でほとんどの人に満足していただけるような塗りを目指しておりますが、まだまだ道のりは遠いですね。



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