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 ■溶接機の話
今回は少し塗装とは違いますが、溶接の話を少し

溶接(治金的接合方法)にはいろいろな方法があり、それぞれに特性があります。

ざっと上げて見ますと

アーク溶接・・・よく造船所などで使われている、溶接棒をワニ口のようなもので挟んで、そこに電気を流して使うあれですね、車にはめったに使いません

ガス溶接・・・酸素とアセチレンのガスを混合して燃やしその熱で金属を溶かして溶接するものです。

一般的に溶接温度も高く時間もかかるので周囲にひずみが出やすい

昔はこれで外板パネルをどんなところでも突合せで溶接してしまう人がいたようですが、今は車の板金ではほとんど使われなくなりました
MIG溶接・・・いわゆる半自動溶接機
ワイヤーがトーチに自動的に送られて、周囲を炭酸ガスでシールドしながら溶接する

扱いが容易で、炭酸ガスでシールドしているので錆が発生しにくく、必要以上に高温にならないため、薄板の溶接に適している


溶接の仕方によって、突合せ溶接やプラグ溶接などがある

スポット溶接
・・・電気が流れると多かれ少なかれ熱が発生します。これは抵抗があるからです。このとき電流が大きいほど、抵抗が大きいほど発熱量が増えます。この原理を利用したのがスポット溶接です。複数枚のパネルを重ね電極で圧着し、その部分に集中して電気を流すことによって、その熱でパネルが溶融し、加えらていた圧力によって接合する。溶接部分が外気に触れず、狭い範囲にだけ熱がかかるので回りに影響を与えず連続した溶接が容易に出来るために、メーカーでは多用される溶接方法です。補修の分野でもよく使われます。


TIG溶接・・・シールドガスに不活性ガスであるアルゴンを使用して、電極はタングステンの固定式。MIG溶接に比べより安定したガスを使うためにアルミやステンレスの溶接にはTIG溶接機を使います。MIGに比べると熟練が必要で感覚的にはガス溶接に近いものがあります。

またTIG溶接機にはプラズマカッターといってこれもタングステンの電極によるアークで鉄板を溶かし、エアーで吹き飛ばしながら切断すると言う機能がついているものが多い。プラズマカッターを使うと薄板のカットが非常に綺麗に早くできるので、薄板の加工をするときには重宝します。

以上、車でよく使われる溶接機について端折って書きましたが、写真のあるものはジャンクにもあるものです。マフラーの加工製作、アルミの溶接には欠かせないTIG溶接ですが、鈑金屋さんでこれをもっているところは少ないと思います。なにせうちは何でもありのジャンクなので・・・旋盤まであるし(笑)



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