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 ■マスキングのお話(その2)

前号ではマスキングの材料についていろいろ書きましたが、今月は実際マスキングをするとどうなのか、マスキングで問題の無い場合はどういう場合なのか、等々実際全塗装を依頼する時に気になる部分を書いていきたいと思います。

マスキングで塗装をした、と言うとなんか安い塗装をしたと思われますが(実際そうなのですが)マスキングでも問題のおきにくい場合もあります。例えば図のようなモールをマスキングして塗装した場合、モールと塗面の間に隙間があります。この場合マスキングテープによって塗膜をきることがないので問題はおきにくいのです。

ではこちらの場合。この場合は塗膜が塗面からマスキング部分まで連続して塗られてしまうために、マスキングをはがすときに、塗膜をきりながらはがすことになります。その場合には切り口が汚くなってしまったり、テープを張るときにずれてしまえば、モールに色が乗ったりしてしまいます。

また図のようなドアノブの場合周りのマスキングをしたいゴムの部分が細すぎてマスキングテープを張ることができません。これを分解せずに塗ろうとすると、ゴムの部分まで一緒に塗ってしまうこことになるために、見栄えも悪いし、はがれやすくなります。

分解で費用がかかると言えば前後のガラスです。ガラスのモールもいろいろなタイプがあり、最近多いのがこのタイプ。場合によっては、モールとルーフの間に薄いプラスティックを挟みこんでうまくマスキングが出来るのですが、モールの奥まり具合と、取り付け時の接着剤が外の方まで来ていると、もうお手上げです。ゴムの部分には色が乗ってしまうことになりますので、この場合はガラスの脱着をお勧めします。

古い車によくある太いゴムのウェザーストリップを使ったタイプ。これはルーフとの境目に細いワイヤーを入れたりしてやる場合もありますが、これも接着剤を使っていたり、古くて柔軟性がなくなっていると通常のマスキング方法になってしまいます。

ポルシェ944や最近のポルシェなんかに使われているのが、このタイプ。これは簡単にモールが取り外せるために、基本的には外してしまいますが、コストが安くて済みます。

ざっとマスキングの方法による仕上がりや、チェックポイントを書いてみましたが、これから全塗装を考えている方の参考になったでしょうか。



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