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 ■FRPのお話

FRP、Fiber Reinforced Plasticsの略です。その名のとおり、ガラス繊維の入ったプラスティックのことですね。最近はエアロパーツや、いろんなものに使われて身近になってきています

ジャンクでも全塗装と合わせてFRPの補修を行うことがよくあります。最近はCFRP、いわゆるカーボンの製品も増えてきましたが、まだまだ価格的な面からFRPのほうが断然多いですね。今回はFRPの補修に使う材料や工具についてご紹介しましょう。


まずは芯となるガラス繊維です。左の写真はチョップストランドと言って数センチのガラス繊維を重ね合わせただけのシートです。真ん中はガラスクロス、ガラス繊維の糸で布状に織り上げてあります。

クロスに比べてチョップのほうが強度はないのですが、プライするときに追従性がよく扱いは簡単です。強度についてもプライ数を増やせばエアロパーツなどの場合問題ないため、ほとんどのエアロパーツはチョップが使われています。クロスは網目の大きさによっていろいろ種類があるのですが作るものによって使い分けていきますが、通常この写真ぐらいの物がよく使われていますね。ほかにも繊維系のものはロービングヤーンと言って、クロスに使う繊維だけで追っていないものや、繊維を数ミリまで切り刻んだものなど、使う場所に応じていろんな種類のものを使い分けますが、われわれ補修では殆どチョップだけで事足りてしまいますね。

右の写真はタルクという粉、FRPの樹脂に混ぜてパテ状にして使います。繊維ではないので折れなどには弱いですが、主に充填剤として使います。

そしてこれがポリエステル樹脂、これに硬化剤を2%ほど混ぜて使いますが気温によって多少硬化剤の量を調節します。
うーん、名前を忘れてしまいましたがこれは欠かせないローラー。ころころ転がすローラーに縦溝が切ってあり、プライしたファイバーをこれでころころやることによって空気を追い出し余分な樹脂を搾り出すようにします。
こうすることによって気泡を押さえ必要最小限の樹脂量にして重量あたりの強度を高めます。補修ではそんなにシビアではないのですが、気泡を追い出し余分な樹脂がなくなることによって、見栄えもよくなります。見栄えと言っても基本的には裏側になるんですけどね。

今回はFRPの補修の際の材料について主に解説しましたが、次回では実際の作業についてご紹介していきたいと思っています。

FRPの実作業をごらんください

このバンパーの割れを補修します
エスター(FRPの樹脂)を正確に混合し、グラスマットを使う大きさに切って段ボールの上に並べます。そしてあらかじめローラーを使ってしっかりと含浸させておきます。
貼り付けるものにもエスターを塗ってなじみやすくした上に、マットを載せて
先月は名前が出てきませんでしたが、脱泡ローラーでころころするときれいに気泡が抜けます。
気泡があるとつかん相互に削ったときにすぐに穴が開いてしまいます。また余分なエスターを搾り出すことによって、重量あたりの強度が増すことになります。
乾燥して、次のプライに備えて足付けをしたところです。
こうやってプライを重ねて、最後はパテで表面を仕上げて下地処理は終了です。

今月はyoutubeデビューです、上の作業の様子をご覧ください



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